身体の不調は背骨の老化が原因?(1)の続きになります
背骨の老化は背骨への悪い負担の積み重ねから
実は背骨の老化は、肩こりや腰痛に限らず、頭痛や便秘、冷え性など直接背骨とは関係が無さそうな症状まで引き起こすことがあるのです。
でもどうして、背骨の老化が起こるのでしょうか?
主な原因として、以下があります。
重力の影響
私たちの背骨は小さな骨が積み重なっている分、ダイレクトに重力の影響を受けています。
地球で暮らす以上は日々重力の影響を受け続けるため、日々背骨には負担が発生しています。
運動不足
身体を動かすことが少ないと、背骨の周囲の筋肉が使われず機能低下し、背骨を安定させられなくなります。
結果として背骨にかかる負担が大きくなります。(他にも適度な運動は、筋肉のポンプ作用で血液循環もさせてくれます)
内臓機能の低下
内臓の働きを支配している自律神経は背骨と密接に関係し、内臓の調子が悪くなると、神経を通じて背骨にも悪い影響が出ます。(特に肝臓や腎臓は疲労物質の処理や解毒もしてくれるので、痛み・疲労を回復させるのに内臓機能は重要です)
悪い姿勢
日常的に姿勢が悪いと、周囲の筋肉にも負担がかかります。特に背骨は上半身全体を支える骨格なので、背骨に対していびつかつ大きく負担がかかります。
重力の影響はどうしようもないですが、それ以外は日常の暮らしの中で対策を立てていけます。
身体を支える大切な骨、背骨を老化から守るためには日常的な、筋肉を適度に使う運動(立って歩いているだけでも背骨の周りの筋肉は使われます)、正しい姿勢の意識、内臓に良質な栄養を届けるための食生活についても気を配りましょう。