疲れにも種類がある
免疫力が低下して風邪を引く、不眠に悩まされる、胃腸の調子が悪くなるなど、体が弱っていることを示す症状はたくさんありますが、本来ならば体は常に健康な状態に保ち、異常が現れそうならば、上記のような症状が出る前に気付いて防ぐようにしたいものですよね。では、体が弱っているサインはどうやって見つければいいのでしょうか?
体が悲鳴をあげる前兆は「疲れ」です。一言に疲れと言っても、寝て取れる疲れ、仕事や遊びに夢中になれば忘れてしまう疲れは一時的なもの。そうではなく、長期的に休養を取ったが抜けない疲れや、一晩眠っても残る疲れ、つまり「長引く疲労感」は体が発する黄信号とされています。
疲労感に悩まされている方は、テレビCMのようにエナジードリンクを飲んでごまかすのではなく、どうして疲れが抜けないのか、ご自身の体と向き合う時間を作ってみてくださいね。
「何もしない日」をつくろう
これから夏の疲労を残し、秋から年末にかけて、なかなかしっかりと休めない日々が続くかもしれません。あなたはどうやって過ごしますか?ストレスが溜まるからと深酒をしたり、いつも以上に趣味に打ち込んだり、睡眠時間を減らしてまでネットをしたりしていませんか?
確かに、忙しくなって好きなことができなくなるのはストレスが溜まります。しかし、一日寝ても抜けない疲れが体にある時に、更に体に負担を与えるようなことをしてしまうと、生活習慣病などの大きな病気を引き起こかねません。
何もせず、ただただボーっとする、ゴロゴロする。体のためには、そんな時間も必要です。「疲れているから○○をしよう」ではなく「疲れているから何もしない」日を作ってみてはいかがでしょうか。
それでも疲労やダルさが抜けない、不調だという方はご自身の回復機能まで落ちています。そんな方は整体などで定期的に体を整える事で、自己回復、治癒力を上げてあげてください。
脳と体は、社長と社員に例えたりもします。社員がサイン(疲労・痛みなど)を出していても、サインを無視して社長が働け働けとこき使えば、社員(体・自律神経)は壊れて当然です。
たまには体の声を聞いてあげてください。